明治維新150周年

�ﾉ田芳秋古希記念

日本人が万が一文明化したくなった時読む為のサイト

近代文明日本語取り扱い説明書

予備知識が無いうちに、自分は何が不満で停滞してるのか書き留めておこうと1992年に名刺代わりに刷って配っていた小冊子『ワンネス』の結論も一元論だったし、26年後にに完成した近代文明(洋魂洋才=魂才一致)の図解が図らずもヘーゲルの一元論に一致して回帰したことは俺にとっては奇跡みたいなものだし、俺が所謂失われた30年に得たものは大きい。

デカルトの二元論もヘーゲルの一元論あってのもの、
無神論も有神論あってのもの、
マルキシズムも普遍主義のアンチテーゼ。

         2023年9月18日に記す、�ﾉ田芳秋

結論は出ている、日本人に残された手段は、憲法前文に謳われている「人類普遍の原理」を学ぶ以外にない。

何故無理なのか、それは日本人の普遍性追求姿勢の欠如にある、詰まり相対化不足である、従って自分では考え付かないのだ。

日本人は自由よりも寧ろ秩序を好む点でイスラム社会と似ている。
聖俗一致で普遍主義を拒絶するイスラム、聖俗未分離で普遍主義を拒絶する日本。

西欧＝キリスト教と短絡して普遍主義を拒絶する。

その為、近代化の際、アンチテーゼ(マルキシズム)から導入して、テーゼである普遍主義を学ぶ機会を逸したのである。
これこそがまさに聖徳太子以来の御都合主義、良いとこどりならぬ、都合の良いとこどりである。

憲法の前文に「人類普遍の原理に基く」と謳っているにも関わらず、リベウヨの概念がない、異常である、日本人はそれに気付きもしない。

聖俗未分離、正教未分離の極致、宗教犯と政治犯が分離していない確信犯集団、日本会議カルトに政府を牛耳られていてもそれが未開の象徴とすら気付かない日本人、異常である。

日本人は全てという全てが間違っている、全てが似非なのだ。
未開状態を遅れと認めず違いで処理しているだけである。

結局日本人は毎日言葉のお遊びをしているだけに過ぎない。
それもその筈、日本語は元々歌を詠む為にあるのだ。
一億総ポエマーの日本人。

         2021年2月22日に記す、�ﾉ田芳秋

日本は似非近代国家、世間主義人民共和国である！
結局元凶は、日本の最大なる特異体質、社会と世間の二重構造である。
詰まり輸入の社会システムは建前として本音である世間システム(個人が直接社会と接しないでも済むシステム)を残したのである。
自由民主党が良い例じゃないか、自由民主なんか名ばかりでゴリゴリのファッショではないのか。
結局日本は自由民主を装っているだけなのだ、日本にはリベウヨの概念すら欠如するのも当然である。
日本では正義すらが相対的であり世間こそが正義である、詰まりより大きな世間に属しているものが勝つようにできているのだ。
そこには個人の正義など存在しないのだ。
輸入の社会システムは教育システムに至るまで建前であり本音は世間であり虐めである所以である。
聖俗未分離で普遍主義を拒絶している日本は、聖俗一致で普遍主義を拒絶しているイスラムと、自由よりもむしろ秩序を好むという点で似ている。
結局日本もイラク、アフガンと一緒で要らない自由をアメリカに押し付けられた被害国だったということである。

         2023年7月31日に記す、�ﾉ田芳秋

統一規範としての人類普遍の原理

今まで日本にはリベウヨの概念が欠如する、統一規範が欠如すると些か短絡的に結論づけてきたが、憲法前文の人類普遍の原理がuniversal principle of mankindともいうことだし、削除される前に統一規範としての人類普遍の原理を考えてみたい！

呼称の問題ではあるものの実に重要な問題でもある。
結局日本人が人類普遍の原理を統一規範と認める以前に、人類普遍の原理そのものを理解していないのである。
日本人は理解する機会すら与えられずに拒絶してしまっているとも言えるのである。
改憲の兆しが色濃くなってきているのは明らかであるので、早急に問題点をまとめるのは必須である。

         2022年12月18日に記す、�ﾉ田芳秋

近代文明ひいては科学が普遍主義で構築されていて、
それに基いて憲法が制定されているにも関わらず、
憲法を守れと言うとリベサヨ扱いされるのは異常である。

憲法前文に謳われている人類普遍の原理である普遍主義を自然の摂理と信じ、
今年も真のリベラルとして普遍主義の普及に務めたい。

            平成三十年正月　�ﾉ田芳秋

憲法前文に「人類普遍の原理に基付く」と謳われているにも関わらず、日本にはリベウヨの概念がない、その上日本人は気づきもせず疑問にも思わない。

「人類普遍の原理」を理解出来るか否かこそが文明化への別れ道である、未開だから理解出来ない理解出来ないから未開のままなのである。

         2021年2月20日に追記す。�ﾉ田芳秋

哲学とは自分で考える事であり、科学とは知る事である。
目的は全能性の追求であり、手段は普遍性の追求である。
普遍性の追求をすれば自ずと同じ所に行き着く。
相対化し尽くせば回帰する。
それが自然の摂理というものである。

     平成31年10月24日誕生日に記す。�ﾉ田芳秋

近代文明（普遍主義）とは、
全能性の追求を目的に、普遍性の追求を手段にした、
個（一）から全への思考の循環システムである。

この図はヘーゲルさえも成し遂げられなかった世界初の図解である。

日本人は神の概念が人為だという事すら知らない。

日本人は普遍主義と無神論が本来競合しないという事すら知らない。

日本人は全能性も普遍性もないからこそ追求する事も知らない。

この図は俺の30年間の思考の結論とも言えるものだが、
今ここから遡って日本人用近代文明日本語取り扱い説明書を作成しようと思ったら、
この図の右側一列しか無い日本人に愕然としてしまった、
詰まり簡単に言えば文明化の部分が完全に欠落しているのだ、
中心の論が無いから個も確立出来ず従って全も導き出せない、
これで左側を導き出せる筈もなく途方にくれる。
俺の見聞を咀嚼して導き出した図だから当たり前と言えば当たり前なのだが、
結局は俺の主観とも言える。
結局は主観が重要とも言える、読書にしろそれぞれの筆者が各々の表現で
自分の主観を述べる、
それが咀嚼されて出て来て自分の言葉で表現するのに時間が掛かる。
大事な事は主観を限りなく相対化する事である。
これを見れば日本人が近代化の道だけを歩み、
文明化の道をないがしろにして来たのが判るだろう。 日本人は近代文明の洋才所謂近代化、
衣食住の技術的方法論部分だけを利用しているだけで、
左側に至っては真ん中の論を中心とした円の内側及び外縁の
全と個が欠如する為に導き出せない事を再認識して愕然とした。

結局日本人は文明化（個の確立）と近代化（個人主義の確立）
を同列で捉えているので何も理解出来ないのだ。 俺はひたすらこの図の対案なり、代案を待っている、
それが無ければこれを受け入れるしかない、
さもなくば日本の文明化は望めないからだ。
【総括】でも書いたが、今回ある事がきっかけで、
今まで複数の人間から指摘された俺の考えが、
ヘーゲルのそれと酷似しているという事の理由が、
ヘーゲルの考え方がルネサンスの哲学であり、
フリーメイソンの哲学である、ネオプラトニズムを
ベースにしている事が分かり、目から鱗だった。

何故なら俺はこの三十年間祖父柳田國男と同じ様に、
歴史をルネサンス迄遡り、
ネオプラトニズムを追求していたからに他ならない。
詰まりこの図の信憑性が格段に増したということであり、
言わば世界初の図解とも言えるのである。

日本人は教科書に出ている事しか信じないのに対して、
俺は教科書に出ていない事だけを追求している、従って両者の接点は無い。 近代文明が普遍主義で構築されている以上それを避けて通る事は出来ない、
それを避けて通ろうとしているのが日本人である。
この図を参考にして何が日本人に欠如しているのかを見極め、
一つ一つ身に着けて行くしかない。
近代文明を語らずに日本の文明化を語る事は出来ない、
基準は近代文明であり科学であり、即ち普遍主義である。
deal or no deal, take it or leave it.
日本人は頭が雲丹婆猿である
散切り頭叩いてみたら文明開化の音がする
なにせ頭の中が雲丹だからな。

人間の証明か、野生の証明か、はたまた未開の証明か。
1.日本人には何が欠けているのか
2.その弊害は
3.その原因は
4.その対策は
と考えた時、
何が欠けてるか考えない事
その弊害を考えない事
その原因を考えない事その対策を取らない事
が問題だとすら分からない事が問題なのだ。
日本人に欠如するもの
目的意識
論理性
倫理規範（哲学）
>絶対の概念（相対世界ドップリ）
大人(個の確立した、全と一対一で対峙してる人間)
科学の目的である全能性追求姿勢
及び手段である普遍性の追求姿勢の欠如
正直言って日本の文明化は無理です
文明化＝普遍主義＝相対化
何故無理なのか？

それは日本人には
科学の目的である全能性（全）追求姿勢も
その手段である普遍性（個）追求姿勢も欠如しているからです。 普遍性追求姿勢が欠如すると相対化出来ない、
相対化出来なければ個の概念を導き出す事は出来ない。
全能性追求姿勢が欠如すると絶対の概念（全）が導き出せない。
個の概念と絶対の概念（全）が導き出せなければ、
世俗化は出来ないし、
従って文明化は無理だと言う事です。 【国籍離脱の勧め】でも書いたが、
ノーベル賞受賞者の根岸さんが、受賞のインタビューで
「真理の探究もさる事ながら科学も大切だ」と言った時に、
科学の目的は真理の探究、
全能性（全）の追求そのものじゃないのかと思ったが、
同じ様に科学の手段は普遍性の追求であり、
要素還元主義であり、因数分解
詰まり相対化、括ると言う事である。
結局日本人は科学的じゃない＝未開と言う事なのである。
ここに来て、
日本には科学の生まれる土壌がないと言う事と
日本の社会は聖俗未分離の前近代中世社会である
と言う俺の二十年来の二点の疑問がある以上、
日本は国際社会で上手く行く筈がないと言っていた事が
次々と証明されたのである。

今回ヘーゲルの考え方がネオプラトニズムをベースに
していた事が判明して、俺は目から鱗だった、
詰まりヘーゲルもこの辺の研究をしていた事だ。
これで俺の30年来の全ての疑問がが回帰したとも言える、
矢張り歴史をルネサンスまで遡って
近代文明の淵源を探るという事が必須だという事だよ。

自他の哲学の欠如
個は全を包含する
全にして一なる個
「理屈じゃない」の世界

結局日本はとんでもない似非近代国家だったという訳です。
悪い冗談だったと思って諦めましょう。
日本は西欧自由主義国家とは全く違う尺度で動いているのです。
そうです、情緒です、ロゴスでなくパトスです。
日本人の善悪は快不快、好き嫌いであると言う所以です。
何せ近代文明とは似て非なる物詰まり似非なのですから。
それよりも何も、最悪な事は、
日本が近代国家を目指している訳じゃないという事です。
もう日本人に真面目に近代文明、科学、普遍主義を説く方が馬鹿です。
「理屈じゃない」の世界

日本では情緒至上主義を反知性主義と言うらしい。
日本の心は輸入の学問では解けないと言いつつ、
輸入の手法でしか解説すら出来ないジレンマ、
何故なら日本人は冒頭の図の中心から左側が欠如するからである。
理屈でないものを理屈で解こうとしても無理だ。
これを解こうとするとXもYも分からない方程式を解くようで
深みに嵌り頭がおかしくなる。
次々と若い世代が育って行く中で、日本人は知識の蓄積が何一つない、
詰り学習能力に欠けるので一向に進歩しない寧ろ退化する一方である。
これは社会が理屈で動いていない何よりの証拠ではないか。
>日本人は細かいことはどうでも良いと言いながら細かい事しか言わない、
どうやらこれは筆者の言う「理屈じゃない」の世界と同じなのである、
日本人には理屈＝細かい事だったようである。
日本は「理屈じゃない」の世界であるというのを肯定した段階で
文明化を諦めたと同じ事であり、
自ら未開であると宣言しているみたいなものである。
日本は飛んだ似非近代国家なのである、
近代国家を目指してもいないから尚更なのだ、
その上開き直って悪びれているから最悪である。
「理屈じゃない」の世界＝科学的じゃない＝未開
かくして日本は癒着談合隠蔽の「理屈じゃない」の世界のまま
ここまで来てしまったと言うわけである。
日本の社会はイデオロギー以前の問題なのである。
イデオロギーの違いって言うのはロジックvsロジックであって、
ロジック（ロゴス）vsイモーション（パトス）ではどこまで行っても問題は解決出来ない。
日本人はロジック＝正義と勘違いしているきらいがあるので尚更である、
筋が通っているのは基本中の基本であり、筋が通らない相手は問題外である。
筆者が「正義すら相対化する日本では世間こそが正義である。」と言う所以である。

日本に必要なのは先ずは理屈で動く社会を構築する事に他ならない、
その為にはこの近代文明の図を学ぶ事が必須である。
近代文明は初めに言葉（ロゴス）ありきと言われるように全て論理的に構成されている。
この図に無が無いのは西欧には無の概念が無く
全ては神が宇宙を創造してからと見做すからである。
論理により自分を限りなく相対化する事により個=1を括り出したのを個の確立と言う。
詰まり自分が無ければ始まらないと言う事で、
日本人は未だ始まってもいないと言う事である。
始めようじゃないか新生日本を、VITA NUOVAを
新生でも吸って待とう、Fumo espera.

あっ、葉っぱの方が良かったかもね、何せ首相夫人もご推奨だし。
でも吸い過ぎると思考能力マジで落ちるから俺は勧めないけどね、

大体アメリカで解禁になった州は交通事故が激増したって言うじゃないか。

「日本人は近代文明という危険な衣を無邪気にも身につけてしまった」
とかつてお雇い外人教師が言ったそうだが、

東北大学に曾て在籍した、ドイツの哲学者カール・レヴィット氏は
『ヨーロッパのニヒリズム』中でヨーロッパ的特性をかくも明解に述べている。

「絶え間なき危機を通しての前進、科学的精神、決然たる思考と行為、
不愉快なことでも直截に原表すること、
（他人を論理的）帰結の前に引きすえたり、
みずから（論理的）帰結を引き出したりすること、
そして就中、自己を端的に他から区別する個性、
これらすべてのヨーロッパ的特性も、
そうした批判という能力と密接な関係を有する。
実際、何事にあずかろうと（何事をわかとうと）、
みずからは常に『個体』即ちわかつことのできないものたる人間のみが、
およそ、自分と神、自分と世界、自分とその民族或は国家、
自分と人間、自分と自分自身の『厭うべき我』（パスカル）、
真と偽、諾と否を、かくも強烈に、的確に区別し決定する能力を有する。」

「それ故、ヨーロッパ的精神の対照をなすものは、何かと言えば、
境界をぼかしてしまう気分の中でする生活、
人間と自然界の関係に於ける感情のみに基づいた、従って相反を含まない統一、
両親、家庭及び国家への批判を抜きにした拘束、
自己の内面、自己の弱点を露わさないこと、論理的帰結の回避、人間との交際における妥協、
一般に通用する風習への因習的服従、万事仲介による間接的な形式、等である」

彼は「近代日本」と言う事自体がヨーロッパ人にとっては生きた矛盾であるとさえ言い切っている。

自由、平等、博愛が普遍主義の原理なら、

国籍を超え、年齢を超え、性別を越えるのがその実践である。

後の二つは英語すら要らないのに日本人は超えられない。

自分の欠如

生まれてすぐ大人になる西洋人と死んでから大人になる日本人、

何故か、それは西洋人は生まれてすぐ自分と向き合う事を要求されるからである。

日本人は、絶対＝あの世、相対＝この世、なんて感じの単細胞だからね。

個私混同

多くの日本人は個の反対は公だと思っている、
俺はこれを公私混同ならぬ個私混同と呼んでいる、
公の対は私であり、個の対は全である。

個＝１individual=indivisible＝不可分＝不可分業、
分業出来ないから自分で自分の面倒を看ろという事である。

take care of yourselfを日本人は気を付けてと訳してしまったからいけない、
現実は左程甘くはない。

女房が言っていたが、アドラーも同じ事言ってるらしいぜ。

日本人は須らくこれを理解する事、さもないと近代文明の基本を理解出来ないのだ。

個の確立の重要性

個が全と一対一で対峙している事が基本である。

内なる神を見いだす作業である。

ルネサンス

自分が出発点

個の確立とは自分を限りなく相対化して個＝１を括り出す作業である。
これこそが文明化への第一歩なのである。

個＝１というのは、国籍も、年齢も、性別も関係ない一人という事である。

それが理解出来なければ、普遍主義の原理である、自由、平等、博愛も
その実践である、国籍を超え、年齢を超え、性別を超える事も理解出来ないのだ。

相対化出来ないから常に自分は例外、常に特殊、
これが日本が文明化出来ない原因だと言っても過言ではない。

日本の常識が世界の非常識であると言われるのは、
日本人が常識を限りなく相対化して
良識まで昇華出来ないからに他ならない。

今迄は日本人は近代文明即ち普遍主義を
理解していないのだとばかり考えていたが、
理解してないのではなく、日本人は論理性が欠如するので、
理解出来ないのだと思うように至った。

相対化出来ないから拡散する一方で修練に持ち込めない。

今回の北朝鮮の一件或いは捕鯨委員会脱退の件を見ても判るだろう、

相対化出来ないから日本だけは常に特殊で例外、

相対化出来ないから日本の常識は世界の非常識、

相対化出来ないから拡散する一方で修練に持ち込めない。

今まで日本の特異体質を論って来たが、
この科学の手段である普遍性追求姿勢の欠如がもたらす、
相対化出来ないという事こそ日本の究極の特異体質に他ならない。

西洋人は一時的に心(聖)と身体(俗)を離す事により
科学ひいては近代文明を発達させたこれを世俗化と呼ぶ。

日本は世俗化しなかった為聖俗未分離の状態のまま残り、
逆に近代文明により無理矢理に心と身体を引き裂かれ一億総分裂症になった。

これが日本は近代化こそしたが文明化出来なかったと言う所以である。

日本人は近代文明を知らなすぎる。

日本の近代化は岩倉具視が明治維新の際ヨーロッパに視察に行き、
西欧は一神論で動いてるのを知りこれはいかんと天皇を神（絶対主）にし現人神をでっち上げたのが始まり。

もう日本人に普遍主義を実践するのはこのままでは無理だから、
せめてその仕組みだけでも覚えたら良いと思う。

科学の目的は全能性（全）の追求でありその手段は普遍性（個）の追求である。

日本はその両方の機能が欠如している為に日本の科学は宗教に近く、科学者は科学教の信者である。

全能性追求姿勢が欠如すると言う事は絶対の概念（全）が導き出せない事、
絶対の概念（全）が欠如すると、正義すら相対的であり、世間こそが正義になる。
又、絶対の概念（全）が欠如する事は創造性が欠如すると言う事である。
詰まり日本人には100年掛けて火星に酸素を生じさせ緑地化しようなんて事は思い付けないのである。
ましてや現世利益追求型の日本人には世代を超えた作業は無理なのである。

日本人は原因を追求してその対策を講じる事が苦手である、
ひとえに普遍性追求姿勢が欠如するからである。

柳田國男でさえ綜合無き学術の綜合とは政治であると結論したように、
日本人にとって政治が哲学と同次元にある。

政治的な配慮（ポリコレ）はあっても哲学的な配慮なんてものはない。

必ず俺が哲学的には普遍主義を採り、
政治的には大和民族党と言って憚らなかった次元に引き戻される。

何故か、それは日本人には哲学が欠如してるからである。

総論に瑕疵がある時各論を幾ら弄り回しても問題は解決出来ない。

憲法に問題がある時法律の拡張解釈で憲法違反を回避してる様なもの。

結局自由主義諸国では哲学的にはリベラルであり、
それを前提に保守と革新の二大政党制を採るのが普通なのだ。

こいつ馬鹿だろ！

2021年1月16日3:18pm

前川氏だって言ってるではないか、
大事なのは個人の尊厳であり、国民主権だと、
それらを守る為には前文から人類普遍の原理を取り除く事は致命的である。
更に前川氏は続ける、自分は規制に反対してる訳ではないと、
まさにリベラルを前提に保守と革新がある事そのものではないのか。

これで憲法前文から人類普遍の原理が、
最高法規から人権条項が削られたら、
俺の70年の人生は全否定されたも同じだ。
団塊の世代は兎角疎まれるが団塊の世代が生きた時代だけが
辛うじて平和だったとはなんと皮肉な事よね。

中世は全世界聖俗未分離状態であり、相対化する事も無いので、
自分=絶対=主観の世界しか無かった。

西洋人は神の領域と渾然一体となった中世社会から脱却する為に
絶対世界と相対世界を切り離した、それが聖俗分離（secularisation)である。

近代文明は自分を限りなく相対化して、個=1を括り出す事により発達した。

イスラムは聖俗一致を唱え近代文明を拒絶し、
日本は物心一如を唱え聖俗未分離のまま残った。

西洋だけが聖と俗を分離し近代文明を発達させた。

イスラム圏、自由諸国、社会主義国等人為とは思えない
次元を超えた違いを乗り越えるのは不可能かも知れないともたまに考える。

聖俗未分離で普遍主義を拒絶する日本と、
聖俗一致で普遍主義を拒絶しているイスラムは、
自由よりも寧ろ秩序を選ぶという点で似ている、
イスラムの場合は自主的だが日本の場合は未開だからである。

「聖俗未分離というのは、イスラム教の聖俗一致に世相は似ているが
一度分離したものを一致させるのと違い問題が多い、筆者がよく、
日本人はイラクやアフガンみたいにアメリカの押し付けの自由を
拒み続けているのと同じだと言うように、
かつての人間魚雷、特攻隊はイスラムの爆弾テロ、
所謂スイサイドボマーと同じなのである。」

日本も同じ心身一如＝聖俗一致＝聖俗未分離を壊されて普遍主義を拒絶している、
日本のイスラムとの相違は、積極的に聖俗一致を唱えたか否かではあるが。

イスラムは聖俗一致を唱え近代文明を拒絶した、
日本は聖俗未分離のまま残るが、
個が確立していなかった為に近代文明により聖と俗を分離されてしまった。
西洋だけが聖と俗を分離して近代文明を発達させた。

自由が要らないイスラムに自由を押し付けるアメリカ、
『文明の衝突』でのサミュエルハンチントンはある意味で正しかった。

「このように近代社会には共通する部分がたくさんある。
だが、こうした社会は必然的に融合して均質化するものだろうか？
均質化するという主張の根拠となるのは、近代社会は一つのタイプ、すなわち西欧タイプに近づくはずであり、
また近代文明とは西欧文明であり、西欧文明こそ近代文明だとする仮設である。」

「西欧のウイルスは一度他の社会に入りこむと、消すことは難しい。
西欧ウイルスは生きつづけるが致命的ではなく、患者は生き残るが、完全にはなおらない。
政治指導者は歴史をつくれるが、歴史から逃げることはできない。
彼らは引き裂かれた国家はつくるが、西欧社会はつくらない。
自分の国を文化的な分裂状態に置き、
それが国を定義する特徴となって維持されていくのだ。」

和魂和才でバランスが取れていたところを和魂洋才でバランスを崩され、
最終的に洋魂洋才でバランスを取らされる羽目に陥ったという事なのだ。

「日本人は近代文明という危険な衣を無邪気にも身につけてしまった」
といみじくも言ったお雇い外人教師の言葉は正しかった。

詰まり、洋魂=普遍主義を取り入れない限り日本はこれ以上発展しないという事である。

意地を張ってる場合じゃないという事である。

日本人は自由より秩序を好むと言う意味においてイスラム社会と似ている。
日本人に普遍主義を理解しろと言うのは、
イスラムにキリスト教に改宗しろと言うのに等しい、
詰り無理だと言う事である。

ネットウヨが日本が嫌なら出て行けと言うのはある意味では正解である。
普遍主義を拒絶したら残る統一規範は右傾化か左傾化しかない、
どちらに転んでも自由は期待出来ない。
日本人が普遍主義を拒絶している限り、
リベウヨ（哲学的にリベラル）の居場所は日本にはない。
だから俺は国籍離脱をした。
こんな土人の価値観を押し付けて来る日本などから即刻退場する方が良い。

日本人は日本はナチュラリズムの国であり西欧はヒューマニズムだと兎角思いがちだが、
日本はその何にも属さないホーリズムの国である。

ナチュラリズムは個が無と対峙していて
方やヒューマニズムは個が全と対峙していると考えると分かりやすい。

これが聖俗未分離と呼ばれるものであり、個が確立されていない状態である。

従って日本人は全と無の間を右往左往
しこれがオールオアナンと俗に呼ばれる日本人の特徴でもある。

これは仏教も所詮は外来であったと言う事を表している、筆者はこれを聖徳太子以来のご都合主義と読んでいる。

全面勝利か玉砕かの二分法、美化か自虐の二分法を思い浮かべれば理解出来るだろう。

日本人は兎角西欧=キリスト教と短絡させるが、
近代文明はギリシャ哲学とキリスト教のシンクレティズムである。

柳田國男もヨーロッパではルネサンスが大きな仕事をして中世を壊していると言ったように、
フリーメイソンの源とも言われている、
フィレンツェ メディチ家のプラトンアカデミーに起源を発する。

彼らはギリシャ哲学とキリスト教の考え方を融合してネオプラトニズムを提唱した。

これは有名なボッティチェリの絵画『ヴィーナスの誕生』がギリシャ神話のヴィーナスが洗礼を受けている図であり、シンクレティズムを表した絵画として有名である。

キリスト教の絵画にはヌードが無い事を見ても明らかである。

柳田國男がウフィツィ美術館でこの作品を観た10年後
日本にもこう言うものがあって然るべきだろうと『桃太郎の誕生』を書いたのは有名である。

和魂で洋魂は代替できないし、和魂で洋才は回せない。

左側が欠如するのは図の中心が機能していないからだ。

昔から日本人はイエローモンキー、物真似猿、コピーキャット
と言われ続けて来た原因は此処にあったのだ。

詰まり自分で生み出せないから真似るしかない、結局猿だって事よ。

吉本隆明が原発やらないと猿になるって言ったらしいけど、
猿が原発扱ったら危険だってのはこの事だよ。

柳田國男が、
「個人だ自由だと概括論ばかり述べていると今に馬脚を現す」
と言ってから久しいが、
今まさに馬脚を現してるではないか、
日本人は今だに個人も自由も理解するに至っていない。
それはひとえに日本人は哲学が欠如しているからに他ならない。
日本には社会の上位概念が欠如し、それはいみじくも自己責任論に現れている。
私権の行使に迄自己責任を問う事が如何におかしいかすら理解していない。

そもそも法律で守られている権利の行使が何故自己責任なんだ、
馬鹿としか言いようがない。

これは哲学的にリベラルで政治的に保守と革新に分かれる西欧のシステムを、
そのまま取り入れた弊害とも言えるが、
和魂で洋魂は代替出来ない事をいみじくも表している。

日本の特異体質

付和雷同

事勿れ

悪さをした人間よりそれを指摘して風波を立てた人間を責める

群集心理

群れたがる、群れから離れるのを極端に嫌がる

渡り鳥

羊

回遊魚

蚊帳の外症候群

当事者意識の欠如

参画意識の欠如

ピータパンシンドローム(大人になりたくない症候群)

自由より秩序を好む

世間の掟(同調圧力)

世間と社会の二重構造

【正義のセは世間のセ】

聖徳太子以来のご都合主義

【御都合主義国家の終焉】

日本人のいけないところは、ある時は汝の隣人を愛せ、
ある時は目上の者を敬え、ある時は和をもって尊しとなせと御都合主義で、
言葉に詰まると社会なんてこんなもんさ
人生なんかこんなもんさの無常論を唱える事ですね、
これで子供がまともに育つわけがない。

結局明治維新百五十年でやっと和魂洋才では社会が
上手く回らないと言う事が判ったって事です。

日本人=ネットウヨ=内弁慶=負け惜しみ=言い訳の人生=甘えの構造=天皇の赤子
の構図は永遠に、、

日本人無謬論、反省知らずの相変わらずのオールオアナン、全面勝利か玉砕の二分法、
美化か自虐の二分法、
おまけに死ぬ事が美徳じゃ手に負えん、必ず同じ轍を踏む未開の土人とはこの事を言う。

洋才即近代化だけ利用するのを現実主義と呼ぶらしいが
実際は現実逃避であるのがよく判る、
これぞまさに聖徳太子以来のご都合主義であり、
日本ではこれを価値相対主義と呼ぶらしい。

良いとこどりならぬ都合の良いとこどりである。

日本は始まってもいないのに終わろうとしている

自分で考える事と信じる事のバランス

科学で解決出来ないことは信じるしかない、

日本人は自分で考える事がないから信じる事だけに偏ってしまうのだ。

日本の科学が宗教に近いのはこれが原因である、科学者も科学教の信者。

聖俗未分離

聖俗未分離とは神の領域と渾然となった中世社会あり、
世俗化とは一言で言ってそこから脱却する事である。

西洋人は一時的に心と身体を離して
科学を発達させたと繰り返し言う様に、
世俗化とは
極端に言えば科学的に考える事である、
詰まり西洋人はキリスト教をも科学したと言う事である。

自分の相対化、
個の確立、
絶対の概念、
世俗化、
聖俗分離、
のプロセスを表したのが下記の図とも言えるのである。

和魂洋才の弊害
【洋魂洋才の勧め】
【国籍離脱の勧め】

先に

「日本の社会はイデオロギー以前の問題なのである。」
「イデオロギーの違いって言うのはロジックvsロジックであって、
ロジックvsイモーションではどこまで行っても問題は解決出来ない。」
と書いたが、
結局ロジックvsイモーションと言うのは
洋魂 対 和魂 の構図である、
詰まり、洋魂=エートスであり、和魂=パトスだからである。
日本人が振りかざす所謂イデオロギーと言う代物は、
概ね普遍主義のアンチテーゼと言っても過言ではない、
【未開のイデオロギー】でも書いたが、
日本人はテーゼ（普遍主義）についての知識の持ち合わせがない
にも関わらず、アンチテーゼだけを唱えているのである。

【御都合主義国家の終焉】でも、

「当初柳田國男が教義の無い神道の為のバイブル作りを試みた様に、
孫としては近代文明の日本語取扱説明書を創ろうと思ったのだが、
日本が普遍主義を拒絶し右傾化に舵を切ってしまったので必要がなくなってしまった。」と書いたが、

福沢諭吉が脱亜入欧を唱え、岩倉具視の一行が欧州を視察して
近代文明が一神論(絶対の概念)に基づいている事に気付き、
天皇制と競合する為に、天皇を現人神として立て、
和魂洋才として技術的な側面つまり各論だけを取り入れて日本は近代化を遂げた。
然し乍ら洋魂の研究を怠った為に
近代文明の根幹的な思想である普遍主義を理解しないまま
現在に至ってしまったのである、
詰まり日本は近代化はしたが文明化しないまま残ってしまったのである。

日本人無謬論

「理屈じゃない」の世界の正体は日本人無謬論である、
これが日本会議の正体でもある、日本軍の亡霊と言う人もいる。

無謬＝全能

詰り無謬論は第二次世界大戦敗戦により、
天皇が人間宣言してしまった為に現人神を失い
その代替として打ち出されたのである。

南京大逆殺はなかった、
慰安婦は強制ではない、
侵略ではなく植民地解放である、

これら日本軍がかつて行ってきた悪行を否定するのが
日本人無謬論即ち日本会議カルトの教義である。

日本会議は日本人無謬論を信じる確信犯集団、
それも政治犯と宗教犯が分離してない聖俗未分離の典型でもある。

与党は日本人無謬論を信じる日本会議カルトで牛耳られ、
論理の整合性等輸入の手法は完全無視、
野党はそれを輸入の手法で攻略しようと必死である。

日本の心は輸入の学問では解けないと言いつつ、
輸入の手法でしか解けないジレンマを解決しない事には
日本は1ミリたりとも前に進めない。

相対化しないから常に自分は例外、常に特殊。

柳田國男が、
ヨーロッパではルネサンスが大きな仕事をして中世を壊したと言ったように、
日本はルネサンスの影響が及ばず聖俗未分離のまま残ってしまった。

従って日本はデカルト以前の社会であり、
西洋の学説は皆デカルト以降の社会に対応しているので日本には適用出来ない。

デカルト以降の海外の学説は
マルキシズムに到るまで普遍主義前提で成り立っている。
詰まり文明化している事が前提条件であり、
日本の未開を証明する事は、
日本の人文学の前提条件を覆す事になるのだ。

日本の人文学が衰退したのはこれが原因であり、
日本人が独自の学問体系を築けずに
海外の学説に頼り過ぎた事にある。
これが日本の心は輸入の学問では解けないと言う所以です。

日本は聖俗未分離の為オールオアナン詰まり全と無の間を右往左往してる状態なのである。

西洋人は一時的に心と体を引き離して科学ひいては近代文明を発達させた、
逆に日本人は近代文明により無理矢理心と身体を引き離され
一億総分裂症になったのである。

近代日本と言う言葉自体が生きた矛盾である。

日本人は近代文明と言う危険な衣を無邪気にも身に着けてしまった。

近代文明と言うウイルスは一度入ると出ていかない。

柳田國男が綜合なき学術の綜合を政治と結論付けたように日本には哲学が欠如している。

真善美が衣食住に反映していない

「私は学校にいる時分、外国の本で経済学を教えられた人間だが、
今日に至るまでも実は本と自分の生活とが、
はだはだになって繋ぎ合されぬのに困っている。」

と柳田國男もいみじくも述べている通り、

学校で習った事が社会で通用しない

「思想と生活が全く関係ない、何故か思想が外来だからである。」
と加藤周一氏も著書『日本人とは何か』で書いている。

日本人は拡散する一方で収斂することがない、
ツイッターを見れば判るようにエンドレス状態である
ひとえに普遍性追求姿勢が欠如するからである、結局科学的でないと言う事である。

日本人は各論詰まり方法論しか語らない、嫌語れない、
何故か、それは総論が外来だからである。

総論に瑕疵がある時幾ら各論を弄っても問題は解決しない。

詰まり日本人は客観の客観視をしているに過ぎないのである、
海外の考え方は主観になり得ない客観だからである。

輸入の社会システムは教育システムに至るまで全て建前であり、
本音は世間であり虐めである。

家族も学会も国会も所詮は世間であり、
世間の掟を破る者は村八分に遭う。

日本では世間こそ正義であり、
より大きな世間に属している人間が必ず勝つように出来ている。

未開だから理解出来ない、理解出来ないから未開のまま。

日本人が抱えている問題の大部分が普遍主義由来、
詰まり自由平等博愛由来の事であり、
大部分が憲法を守りさえすれば解決する問題である。

かたや政府は日本会議を中心に、
教育基本法から個という文字を消し去り、
憲法前文から人類普遍の原理を
最高法規から人権条項を削除しようと企んでいる。

フリーメイソンの22歳の女性が2週間かけて起草したと言われている新憲法の前文に謳われている「人類普遍の原理」こそが、フリーメイソンの哲学、「自由・平等・博愛」であり、人権そのものであり、それを削除する事は日本の破滅を意味する。

未開だから憲法前文の「人類普遍の原理」が理解出来ない、理解出来ないから未開のまま、詰まり文明化のポイントは「人類普遍の原理」が理解出来るか否かにかかっている。

そこで「日本人にとって新憲法が最大な不幸だった」という逆説的極論が成立する。

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柳田國男は1960年に民俗学の退廃を悲しむと言う講演を最後に
民俗学研究所を解散した際、
「憲法の芽を生やせられないか」と言ったそうだが、
にも関わらず60年近く経つ今、憲法の芽は摘まれ、
絶やされようとしている。

この祖父の「憲法の芽を生やせられないか」という
最後のメッセージは俺にとっては最高だった、
何せ日本人の抱えてる問題の大部分は普遍主義、自由・平等・博愛由来で、
憲法を守りさえすれば解決出来るものが大部分なんだから、
これで俺も思い残す事は一切ない。

俺は近代文明ひいては科学を構築している普遍主義を30年掛けて図解した。
又重要な事項についても全て解説したし、日本の究極の特異体質も指摘した。
後これを学ぶか学ばないかは日本人が自身で決める事だ。

回帰
相対化はし尽くした、
後は自由裁量、詰り好き嫌い、
イデオロギーの違いは逃げるしかない、
世界平和は祈るしかない。

日本人に必要なのは理念と実践である。
人生がセオリーでありセオリーが人生でもある、
俺は只日本人の文明化を体現しているに過ぎない、
我が人生に悔いはなし、只々女房に感謝するのみ。

団塊の世代が30年間悩んで辿り着いた結論とは

理念編

実践編

完結編

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